未来の水耕盆栽のカタチ

養液(水耕)栽培は、土を使わず、さらに栽培環境を人工で管理するので、土耕栽培よりも栽培条件(例えば“場所”など)の縛りがずっと少なくなります。

しかし、それでも養液栽培のDFT(湛液型水耕)やNFT(薄膜水耕)などの施設は、ある程度の“場所”が必要になってしまうと思います。

そこで、予測した「未来の養液栽培のカタチ」を只今、実験しています!

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盆栽の水耕栽培(未来系)

従来の流水系の水耕装置を使用せずに、直接、養液をチューブで樹木の道管に打ち込んで、水分と養分を補給してあげる方法です。

まずは土耕栽培の盆栽に、チューブを打ち込んだ実験。(土に水は一切与えません)

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土あり(道管に直接打ち込み)

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続いては、土を完全に取り除いた状態での実験。

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土なし(道管に直接打ち込み)

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イメージしたのは、東京大学人工心臓室で、人口心臓を埋め込まれている「アンドロイドヤギ」です。

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東京大学人工心臓実験室より

 

土を使わず、水で育てる盆栽「AQUA BONSAI」の詳細はホームページから↓

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盆栽の水耕栽培(ツツジ)

6月に入って、すっかり暑くなった今日この頃・・・ツツジの花がついに咲きましたよ~!!

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水耕栽培のツツジ(根上がり)

このツツジ、5月の表参道の展示会で出展していたツツジなんです。その時は全く蕾(つぼみ)すら付かなかったので心配していたのですが、先月中頃から蕾が付き始め、本日、満開になりました!

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5月の展示会の時のツツジ(中央)

盆栽の水耕栽培では、香丁木や長寿梅などは綺麗に花が咲きますが、その他の花物の盆栽では、なかなか綺麗に花を咲かすことができないので、日々、試行錯誤しています…。

でも、ツツジは水耕栽培と相性が良いらしく、こんなに綺麗に咲いてくれました。AQUA BONSAI(アクア盆栽)のシリーズのラインナップに加えようと思います!

AQUA BONSAIの販売についてですが、現在、専用の液体肥料を改良していますので、販売までもう少々、お待ちください!!

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SICF16に「AQUA BONSAI」出展中

 

GWの5月2日(祝)~3日(日)、表参道のスパイラルにてSICF16(スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)に出展しています!

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AQUA BONSAIブース

AQUA BONSAIの商品の全シリーズを展示していますので、ぜひ皆さん、ご来場ください!

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苔(KOKE)
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木(MOKU)
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雲(UN)
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流(RYUU)
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雫(SHIZUKU)
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空(KUU)
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崖(HEKI)

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水耕栽培できる盆栽

どんな盆栽の樹種でも水耕栽培できるのですか?と聞かれることがありますが、今のところ、答えはYES…ともNO…とも言えません。

水耕栽培の研究者の先生が「土で育てられる植物はすべて水耕栽培できる!」とおっしゃっる通り、理論上はどんな植物でも水耕栽培できると思いますが、水耕栽培でも育つ環境条件を見つけることは容易ではありません。

現在、盆栽の樹種ごとに、室内での水耕栽培をしていますが、なかなか水耕栽培に適さない盆栽の樹種もあります。

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盆栽の樹種ごとの水耕栽培実験

<水耕栽培に適している盆栽> ⇒カエデ、宮様カエデ、モミジ、シシガシラ、黒松、五葉松、ニレケヤキ、ヒノキ、石化ヒノキ、南天、まゆみ、ズミ、ツル梅、イワシデ、ビワ、杜松、台湾ツゲ、サルスベリ、長寿梅、香丁木、真柏、八つ手、ツタ、イチョウ

<水耕栽培が(現時点で)難しい盆栽> ⇒エゾ松、サンザシ、チリメンカズラ、桜、雪柳、ベニシタン、姫乙女バラ、コナラ、ブナ、カリン、竜神ツタ、グミ

<水耕栽培できるが条件(光など)を調整する必要がある盆栽> ⇒イボタ、ハウチワカエデ、アケビ、野バラ

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SICF16に出展します!

表参道にあるスパイラルホールで開催されるアートフェスティバル「SICF16」(第16回スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)に出展します!http://www.sicf.jp/information/

100組のクリエーターが、前期日程(5月2日~3日)、後期日程(5月4~5日)に分かれて展示ブースで作品をプレゼンテーションします!

私は前期日程の5月2日(土)~ 3日(日・祝)11:00 – 19:00に出展しますので、ぜひ遊びにお越しください!

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満開のソメイヨシノ(日本橋)

 

 

街中でも「養液栽培」がある?

最近、壁一面に植物が生えているビルや商業施設をよく目にしませんか?「壁面緑化システム」と呼ばれ、歩行者に安らぎを与える効果やヒートアイランド対策に有効とされ、今、注目されている技法です。

この壁面緑化システムも、土を使わずに、水ゴケや吸水性のあるスポンジなどを使って、(肥料の入った)水を循環させているので、いわば、養液栽培の一種と言えるのでしょう。

サントリーミドリエさんでは、そんな壁面緑化を家庭でも気軽にできる商品が販売されています。

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ミドリエデザイン

「パフカル」という吸水性に優れ、空気を十分に含んだ特殊なスポンジを使った、壁掛け用の栽培容器(観葉植物付で4881円)です。1週間に1度、上の穴から水を入れればいいので、とてもお手軽な栽培容器です。本来は観葉植物用なのですが、私はカエデ、松、ツタ、シダなどの盆栽を植えて育てています。

この特殊なスポンジを使って、さらに盆栽に合うように壁掛け用を自作しててみました。

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壁掛け日本庭園

木のボックスを作り、前面を丸くくり抜き、日本庭園をイメージして、白玉石と苔で覆っています。土を使わないので、すごく軽いので、小さなピンなどで簡単に壁に取り付けることができます。

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壁掛け日本庭園(松)

 

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壁掛け日本庭園(モミジ)

室内で日本庭園が楽しめるって何かいいですよね。まだまだ試作段階なので、もっとデザイン性を磨いた商品を完成させようと思います。こうご期待!

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「水で育てる盆栽」って自作できる?

AQUA BONSAIは、土植えの盆栽を(土を取って)そのまま水に入れたものではありません。それでも育たない事はないのですが、(私の観察では)環境に比較的強い盆栽の樹種でも、約2か月くらいで枯れてしまう事が多いようです。

そのため、AQUA BONSAIの盆栽は、まず土を綺麗に取った後に、水に慣れさせてあげるために、特殊な(水の流れる)装置に入れて約2~3週間栽培しています。そこで、ある程度、土から水に盆栽を適応させてあげて、専用の器に入れています。

栽培する時の水も、水道水では栄養不足になって枯れてしまうので、AQUA BONSAI専用の液体肥料やpH調整剤(水を弱酸性にする)を指定量、水に添加し、その盆栽にあった「栽培水」を作ってから栽培します。

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AQUA BONSAI専用の栽培水を使用する

水替えは、基本、1週間に1度を目安に行います。ただし、これは忙しい現代人の皆さんを基準とした目安であって、気が付いた時に、こまめに栽培水を足してあげたり、本当は、1週間に2~3度、水替えをしてあげた方が、やっぱり盆栽は生き生きとしてきます。栄養は十分なのですが、どうしても水の中の酸素が不足しがちになってしまうからです。(大型のAQUA BONSAIの器の底に、ぶくぶく酸素の出るエアレーションが付いているのは、見栄えのためだけでなく、そのためです。)

だから、農業などで活用されている養液栽培は、水の中の酸素不足を解消するために、モーターなどを使って、水をグルグル循環させたり、動かす必要があるんですね。

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養液栽培(水の循環)

盆栽は、野菜や草花と違って比較的成長がゆっくりしているので、ガラスの器に水を溜め、それを人力でこまめに交換することで栽培(ゆっくりした成長)ができるようにしています。

AQUA BONSAIは、水の中に盆栽をボチャッと入れておけば、あとは勝手に育ってくれる夢の盆栽・・・という訳では決してありません。管理を怠ればすぐに枯れてしまいます(それは土の盆栽も同様)。根や葉っぱを観察しながら、愛情を持って、楽しみながら育てていただければと思います。

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養液栽培講座②「盆栽の養液栽培」

『『盆栽』の養液栽培って本当に可能なんですか?』盆栽園や愛好家の方々などから、しばしば尋ねられる事が多い質問です。根を四六時中、水に浸した状態だと、どうしても「根腐れ」になってしまうと思うからでしょう。

しかし、「根腐れ」の原因は、‟水の量”ではなく、‟酸素の量”にあるので、例え、根を水に浸した状態でも、きちんと酸素が根に行き届くような条件を作れば、全く問題ないのです。(他にも養液栽培には、「栄養(肥料)」「水質(水素イオン濃度)」、「光」「温度」など様々な条件があります。これらのお話はまた次回に!)

「水(養液栽培)で育てた盆栽」と「土で育てた盆栽」、実は大きな違いがあるんです!まず一番の特徴が「根っこ」です。

 

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カエデ(養液栽培)

土の盆栽だと、根は黒くて、太くゴツゴツしているのが多いのですが、水(養液栽培)で育てた盆栽だと、真っ白で細い根が無数に生えてくるんです。通常、土に隠れて見えない根を、こんな風に見ることができるのもAQUA BONSAIの楽しみの一つなんです!本当に綺麗で、生命を感じることができます。

もうひとつの特徴が、「葉っぱ」。

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宮様カエデ(養液栽培)

養液栽培で新しく生えてきた葉っぱは、もう赤ちゃんの肌のようにフワフワなんです。通常、「宮様カエデ」という種類は、葉っぱがすごく硬くて(ポテトチップスくらい)、見た目も触り心地もちょっと硬派な盆栽なんです。

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宮様カエデ(土で栽培したもの)

比べてみるとわかりますが、葉っぱ自体は別物のようになるんですね!

「綺麗な白い根」、「フワフワの赤ちゃん肌の濃い緑の葉」、これは養液栽培の先生いわく、「ストレスがない環境」によって、‟植物の本来の姿”になった、とのこと。つまり、土だと水(養液栽培)に比べて、根が自由に動くことができず、また、肥料も少ないため、ストレスが溜まり、ゴツゴツした根になったり、葉っぱが硬くなったりするのです(それはそれで好きですが)。

う~ん、養液栽培って本当に奥が深い!!

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新作「多肉盆栽」!?

本日は、ちょっと変わった盆栽!?をご紹介です。

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多肉盆栽 ~その1~

多肉植物(セダム)を、松の盆栽に見立てて作った、その名も「多肉盆栽」です!

多肉植物は、いろいろな種類が100~200円程度で、近く園芸店などで気軽に買えますが、このように茎が長いものはなかなかないのですよね(見つけた時は即買いです)。写真の器は、沖縄の伝統的な焼き物(やんちむ)なんですが、ちょっと風合いのある渋めの器に入れると、盆栽ぽさが出るので、ぜひ皆さんも試しにやってみてください。

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多肉盆栽 ~その2~

また新作の「多肉盆栽」を作りましたら、ご紹介します。

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世にも不思議なAQUA BONSAI!!

「AQUA BONSAI」は基本的に、1週間に1度は水替えをしないと生育上よくありません。1週間に1度なので、そんなには手間ではないはず・・・と私は思っていますが、それでも忙しい人にとっては、週に1度でも手間だよ!という人もいるかもしれません。

そこで、そんな人のために、今、実験中なのが、全く水替え(水やり)を必要とせず、そのまま放置しておいても育つ、世にも不思議なAQUA BONSAIです!

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もみじ(1年近く放置中)
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4種類の苔

 

いつもAQUA BONSAIの製品を作ってくださっている作家さんに、密閉型の球体ガラスを特別に作ってもらい、1年近く前から実験しているのですが、何と、全く水替えも水やりもしなくても(つまり放置しておいても)盆栽たちが枯れずに元気なんです!

ガラスの中には、土は一切入っておらず、根を固定するために小石を敷き詰め、少量の養液(水と液体肥料を調整したもの。この養液の構成が実は秘密のポイントなんです)を入れているだけですが、おそらく、このガラス容器が、いわば小さい地球のように、酸素、二酸化酸素、栄養・・・をうまく循環させているのではないかと思います。

つくづく「植物」って本当に不思議だな・・・と思います。

でも、盆栽の種類によっては、このガラス容器の中では湿度が高すぎて、育たない種類も結構あるので、まだまだ、これから実験が必要です。

写真のものよりも、ずっとデザインも高くして、新しいAQUA BONSAIの新シリーズとして登場しますので、乞うご期待!!

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